色々色の天使のエコカシミヤストール
カシミヤの美しい染色を2色3色あじわえる
「色々色の天使のストール」
UTOオリジナル商品の一つ
世界に一枚だけの配色「色々色の天使のストール」。
“エコ”から生まれた毎年完売する人気商品の『誕生・製作秘話』をお伝えします!
『なんともならないロット違いの色の残糸。。』
おおよそですが、レディスのセーターは250g、メンズで300g前後の糸量がかかります。
糸の仕入れでは基本、購入する最小単位は 1kg 。
カシミヤの糸に限らず、ウールやコットンなどの素材も 1kg 巻き(コーンと呼んでいます)です。
売るほうも買うほうも必ずチェックするのが『ロット』です。
ロットとは糸を作った(紡績した)単位で、糸には必ずロットナンバーが記載されています。このロットナンバーが違うと大変なことになってしまいます。
ロット違いで一番困るのが色違いで、同じ色でもロットが違うと微妙に違うのです。
(綿を同じように染色しても、写真のように微妙に色が異なってしまいます。
この差をなるべく無くす為に、5つの綿(青色)をブレンドして近い色を目指します。それでも、完璧に同じ色にはなりません。
余談ですが、5つの色を混ぜて色を出しているので単調でない深みのある色になります)
「糸(コーン)で見比べてみても全く解らなくて同じ色だから」
と油断して途中から違うロットの糸で編んでも、人間の目は“微妙な違い”を見分けてしまうんです。
人間の目って凄いんですね。
1着分 300g かかるセーターを 3着編むと、300gx3着で 900g。
この場合は 1kg で足りますが、残りの 100g の糸を使って違うロットの糸と一緒にもう一着セーターを編もうとしても同じ色でも使えません。
天使のストールを編もうとしても 1枚 120g 使用するため使えません。
返品も出来ません(当然です!)ので配色の一部で使うとか、小物を作るチャンスを待ちますが、工場には小さなコーンがたまっていきます。
(『ロット違い』で余ってしまう“残糸”。どのニット工場でも“残糸の処分”は抱えてる大きな問題の一つです)
『もったいない』から生まれた美しい“エコ”ストール
この残糸をなんとかしなくてはなりません。
最高品質の原料。1Kg、ン万円もする糸。
ロットが違うことで使えないとはあまりにもったいない。
「残糸をなんとかしたい」
「貴重で高価なカシミヤ糸を、少しでも価値あるものにしたい」
と日々頭を絞ってできたのがこの『色々色の天使ストール』です。
(小さく残った糸を、色と分量を、出来上がりを想像しながら1本の糸に繋ぎコーンに巻き上げていきます)
そのときにどんな色の糸がどれくらい残っているいるか、どんな色の組み合わせが出来るか想像するのも楽しみです。
巻き上げた糸で天使のストールと同じに編み上げます。
オンリーワン配色の天使はエコ価格で
ただ、編み上げると当然色が途中で変わりますが、そのつなぎ目が編地の途中に必ず出てしまいます。
(ピンク色と白色の境目にある“段差”が、糸と糸の“つなぎ目”です)
糸を1本にする際の“繋ぎ合わせ”に『職人の“工夫と技術”』を込めており、上の写真のようにほとんどわからないレベルになりました。
そのためか「気になる」という声も聞きません。
ですが、UTOではボーダーなどの際の糸の切替の原則は『編み端』ですので(基本、世の中のニット商品全般も)、プロパー品としては出せません。
そこで、毎年「色々色の天使のマフラー/ストール」を販売する際に『エコ商品』として販売しております。
柔らかさ、暖かさなど、色の切り替え以外は本番の商品と全く変わりません。色の配色さえ気に入って頂ければ、他に2枚とない掘り出し物です。
“残糸”商品のため、“不定期”“少数”での販売。。
遊び心ある商品でありながら毎年完売する、UTOでも大変人気の商品。
ですが、“残糸”が出た時にお作りする商品のため販売時期は不定期になっております。。
そのうえ心苦しいのですが、数を多く作れません。。
(過去だと、1回で2~30色を販売しております。
ここだけのお話!残糸のでやすいカシミヤシーズンを終えた“春”によく販売しております!
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カシミヤの残糸をランダムに組み合わせた
贅沢な遊び心ある"天使のストール”はいかがでしょうか。