【東日本大震災復興支援】天使のしおり
3・11
東北復興支援を続けて“12年”
被災地岩手県のカシミヤ職人
カシミヤニットづくりを通じた支援活動
被災地・岩手の企業市民になったからには続ける寄附
当社は、2011年10月にニットの職人を求めて山梨から岩手に工場を移転しました。
当時東北地方はまだ東日本大震災にみまわれた半年後で混乱状態で、比較的被害の少なかった北上市には、沿岸部から600名近い方々が避難していらっしゃいました。
新参の私たちも企業市民として何かできることはないかと考え、本業であるカシミヤプルオーバーが一枚売れるごとにを通じて100円を募金することで、東北の寒い冬を越すための灯油代の足しにでもしてもらいたいと、【北上市市役所】を通して寄附を始めました。
同時に、カシミヤのアピールも含めて、世界一柔らかい「天使の栞」を作って販売し、これも一枚売れる度に100円を寄付することにしました。
カシミヤ天使の栞
この「カシミヤ天使の栞」は、UTOの社員が本体の色と、ふさの色の組み合わせを考えながら1本1本手作りしたものです。
1枚500円ほどのコストがかかりますが、300円で販売しております。
色とりどりのふさ
栞の本体の色とふさの色の組み合わせも手作り!
デザインはそれぞれ異なり、
ランダムでのお届けとなります。
毎年、北上市を通じて寄附
100円は東日本大震災の被災者の支援として寄附させていただいて、2012年から始めた寄附は今までに350万円を超えました。
東北でつながる。地元からの支援
『みちのくのモノづくり × 新しい被災地支援』
寄付を通じて北上市市役所より、「灯油購入券」と「防災ラジオ(上)」が北上市へ避難された方々へ無料で届けられました。
また最近、5年前に支援のあった方より直接当時のお礼のお言葉もいただきました。
「当時、寒かった冬を温かく過ごすことができるようになり、また知らない土地へ避難して“孤独”と“不安”の気持ちが強かった時に“防災ラジオ”を通じて周りの声が聞こえるようになり、とても安心した気持ちで日々が過ごせるようになってとても感謝しております」
とお言葉をいただき、多くの方々の支援に繋がっていたことに嬉しい気持ちになりました。
“現在”はあの悲惨な東日本大震災も時が過ぎるにつれてだんだんと記憶も薄れ、寄付も少なくなってきているようです。
また、10年かけた“復興支援”の段階から“次のステップ”を模索しているとのことでした。
そのお話をお聞きし、私たちも東北岩手の地でモノづくりをする者として“次のステップ”を模索しつつ、
地元で“最高のモノづくり”にこだわり皆様へ“最高のカシミヤニット”を届けていくことで東北支援・活性化の大きな力になるよう、これからも岩手の企業市民としてできることを微力でも続けたいと思っております。