自分サイズにカスタムオーダー
「着丈・袖丈・サイズ感が身体に合わない。。」
「もっとロング丈にしたい」
UTOのカシミヤニットは、お客様それぞれのお好みの着丈・袖丈・サイズ感に変更してご注文いただけます。
他にも、マフラー/ストールの長さを自由に変更することも可能です。
せっかくの最高級カシミヤニット。
ご自分に合ったサイズに変更して、ぜひ長く、気持ちよく、楽しくお使いください。
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以下、着丈・袖丈・サイズ変更する際の追加料金(税抜)です。
着丈・袖丈
調整する長さ | ハイゲージ(12G) | ミドルゲージ(5G・7G) |
短く | ¥4,500 | ¥4,500 |
~+5cm | ¥6,500 | ¥7,000 |
+6cm~10cm | ¥8,500 | ¥9,500 |
+11cm~15cm | ¥10,000 | ¥12,000 |
+16cm~20cm | ¥12,500 | ¥14,500 |
+21cm~25cm | ¥14,500 | ¥17,000 |
(参考)レディースロングカーディガン(6117-2008)の着丈+15cm
Women
サイズ | ハイゲージ(12G) | ミドルゲージ(5G・7G) |
2S, 3S | ¥4,500 | ¥4,500 |
3L | ¥5,500 | ¥5,000 |
4L | ¥8,000 | ¥7,200 |
Men
サイズ | ハイゲージ(12G) | ミドルゲージ(5G・7G) |
2S, 3S | ¥4,500 | ¥4,500 |
3L | ¥7,200 | ¥6,500 |
4L | ¥10,000 | ¥10,000 |
(サイズ変更の参考)
※レディース クルーネックプルオーバー(1112-1303)の基本サイズです。デザインによってサイズ設定は変わります。
サイズ(cm) | 3S | 2S | S | M | L | 2L | 3L | 4L |
着丈 | 57 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 |
肩幅 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 37 | 39 | 41 |
身幅 | 37 | 40 | 43 | 45 | 48 | 51 | 54 | 58 |
袖丈 | 56 | 57 | 57 | 58 | 58 | 59 | 59 | 59 |
(サイズ展開は商品によって異なります。各商品ページでご確認ください。)
〜世界の非常識、ニットのカスタムオーダー〜
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UTOのカシミヤニットは「成形ニット」
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セーターは通常「前身頃・後身頃・右袖・左袖・衿」の5つのパーツを縫い合わせて作られます。
このパーツを作るために、ニットの設計図「回数書き」というニット版型紙があります。
織物やカットソーの場合は、パーツごとの型紙に合わせて生地を「カットして縫う」のですが、ニットの場合はパーツを「回数書きの通りの形になるように編む(成形)」という方法で作ります。
このようにニットには「成形」と「カットソー」があり、UTOのカシミヤセーターは基本的には全て「成形」という編み方で作られています。
成形編みのニットの各パーツは、一本の糸で繋がっているので糸を無駄にしません。
と言うより、普通の糸の10倍近くもする高価な糸ですから、1グラムも無駄にできないというのが本音です。
限りある資源を大事に使い丁寧なものづくりは、エコロジカルウエアーとして、今後もっと支持を得られる製造方法だと思います。
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ミスの許されない、カシミヤの成形ニット
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編みミスが出たらそこまでほどいて編み直しますが、編み始めの裾や袖口辺りにミスがあるとそのパーツはもう一度新しく編み直すしか方法がありません。
ですから「もうちょっと長くしたいとか、短くしたい」というお直しの要望があっても、もう一度編み直すしかないのです。
またカシミヤの場合は、縫製した後に仕上げとして「縮絨」という大事な工程があります。
縮絨をすると糸に緩みが出てふんわりと柔らかくなるのですが、その変わりに引っ張りに対する強度が落ちるので、一度製品に仕上げた製品を部分的に取り替えることが難しいというのも、お直しが難しい原因の一つです。
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お直しできないのが、ニットの常識
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ニットはループ状になった糸の連なりでできているので一箇所でも切るとそこからほどけてしまいます。
無理やりカットして小さくお直しすることはできますが、カットした所がほどけないようロックミシンを掛けてしまいます。
ロックを掛けられたセーターはもちろん伸び縮みも着心地も悪くなりますので、悲しい気持ちになります。
もちろん幅を出すことはニットを継ぎ足さなければならないのでほぼ不可能です。
なので多くの人が、少々大きめのセーターや小さ目のセーターでも「ニットは伸び縮みがするから」と多少の我慢をして着ています。

織物の洋服はお直しの経験がない人の方が少なく、殆どの人は袖丈を詰めるとか、ウエストを出すとか、何処かしらお直しをしているんじゃないでしょうか。
例えば、織物の服の場合は袖丈1〜2㎝でもお直しすると思いますが、セーターの場合は特性の伸び縮みで大体カバーできると思います。
でも、さすがセーターでも4.5㎝になると着心地も見栄えもかなり違ってきますね。
このセーター気に入っていると言いながら、袖を一折して着ている人は結構多いんじゃないでしょうか。
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お直しできないのなら
はじめからカスタムオーダーでピッタリサイズに
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ニットだからお直しできないと諦めている人に何とか「ピッタリ」のセーターを着てもらいたいと長年模索して、やっと叶うようになりました。
お直しをできないセーターをピッタリに着るには、一枚一枚作るしかないのです。
工場には「どうせUTOは全て一枚一枚作っているんだから」と了解してもらい、2002年に「貴方の希望の色で、ぴったりの寸法で作ります」というカシミヤのカスタムオーダーを受注会形式をはじめました。
ただ、ニットのカスタムオーダーはそう簡単にはできません。
例えばウエストラインから裾まで少し広がっていると、着丈を伸ばすだけでもウエストから裾までの傾斜が変わるので、目減らしの数を変えなければなりません。
最も単純な着丈でもこれだけの作業をやるので、バストの幅を変更する時はそれに伴う肩幅や袖幅、アームホール、袖丈すべてに影響しますので、毎回格闘になります。
アパレルのニット製品は試作し本番で何百枚何千枚を作るのに対して、UTOの場合はカスタムオーダー品一枚を作るために、それと同等のエネルギーを注いで作り上げるのです。
一枚一枚が真剣勝負です。
(まずは設計図の変更から)
サイズ以外でも、直接ご来社いただいたお客様には、タートルの衿を伸ばしたり、裾や袖のリブを長くしたり。
一部に配色を入れたりすることでデザインを変え、自分のオリジナルを作る依頼もお受けしています。
できあがったセーターを着て「自然で違和感がない」というお声が、実は一番の誉め言葉だと思っています。
サイズが大きくなると使用する糸量も増えるので、サイズアップ料金をいただき対応しています。
はじめた当初、4月頃にお店での受注会でお客様から注文を受けたけれど、出入りの他のメーカーさんから「ニットでそんなことをやるなんて信じられない」といわれて、8月の秋の立ち上がりに納品されるまで心配でたまらなかったということを聞いてお互いに笑ったことがあります。
ニットのカスタムオーダー。
これってやっぱり凄いことだと、自負しています。