25色・色へのこだわり
ゆっくり、大切に染められた
深く上品な色目
心地よい、安心感のある色
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カシミヤと色
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色はファッションにおいて重要な要素です。
色なしでファッションは考えられませんし、着る人にとって内面=心地よさにも繋がります。
美しい光沢があるのも、カシミヤ素材の大きな特徴です。
カシミヤの表面形状は獣毛繊維の中でも特に、綺麗なキューティクル形状を保持しており表面がフラットになっております。
その為、綺麗な光沢と上品な色合いを生み出しています。
そのようなカシミヤの中で、特に色を楽しむベーシックなデザインの多いUTOは、さらに「色の美しさ・風合い」にもこだわります。
“風合い”への配慮と
“安心感”のある色
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厳選された、発色の良い原毛
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UTOの使用するのは、東洋紡糸工業の「1等級の原毛」で紡績されたカシミヤ糸。
「1等級のカシミヤ原毛」は、非常に白度(白さ)が高く、白度の高い糸は染め上がりの色の鮮やかさ・深みが増すのが特徴です。
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先染め
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繊維の染め方には「わた染め」「糸染め」「製品染め」の3種類ありますが、UTOのカシミヤ糸は「先染め」による染色です。
「後染め(糸染め、製品染め)」と比べて、色持ちがよく色合いが深い「先染め」の糸。
色を完成させるまでに時間と手間がかかり、コストとリスクが高くなりますが、オーダーされた方に長く色を楽しんでいただく為にも「先染め」にこだわります。
また、「先染め」は自然にも優しい染料方法です。
水の使用量などの削減・廃水や汚染の軽減=より自然環境を清潔に保つこと、に繋がることから「先染め」にもこだわり選びます。
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ふんわりとした風合いを保つ
「低温染色」
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「色の持ちの度合い」を「堅牢度」といいます。
一般的に、「堅牢度を向上」しようとすると「染色温度を高くする」必要性がでてきます。
染色温度を高くすると「色が着く速度が早く均一に染まる」メリットがある反面、温度が高いほど「カシミヤの繊維は損傷し風合いが低下」してしまいます。
また、それに伴い「編みにくい糸」「穴あき」の原因に繋がってしまいます。
このように一般的には「堅牢度」と「風合い」は相反します。
UTOのカシミヤ糸は、あのカシミヤの「ふんわり感」を最大限守りつつ「色持ちのよい糸」にする為に、東洋紡糸工業が独自で開発した「低温染色」技術による染色を行っております。
「低温でゆっくり、色が均一になるよう染色する」
長年の経験を駆使した高度な染色技術で、世界的にも高く評価されている技術です。
時間と色の細かな管理が必要ですが、この独自の染色技術によって、カシミヤ繊維の持つ滑らかな風合いを守り、「色持ちと風合いの品質」を高く保っています。
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色のブレンドで生まれる
“深い色合い”の1色
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「最高等級のカシミヤ原毛」「先染め」「低温染色」により、風合いを保ちつつ、鮮やかさ・深みを最大限引き出されたカシミヤのワタ。
UTOのカシミヤ糸は、この5~10色のカシミヤのワタを「ブレンド」して1つの色になったワタから生まれております。
例えば、UTOの色「ロイヤルブルー」は5色のブルーのワタをブレンド。
また「ミディアムグレー」の場合、黒・白・ライトベージュ・ライトパープル・ブルーをブレンド。
ブルーはわかりにくいですが、色に深みを与える隠し味のようなものです。
色をブレンドすることで、色に深みが出て、例え淡いパステルカラーでもしっかりとした色合いになります。
また、ブレンドすることで「色の変化が大幅に安定」します。
色の安定は、同じカラーをリピートしたい場合などの“色への安心感”に繋がります。
ずっと同じカシミヤ糸・色を使用するUTOは、UTOのカシミヤニットに安心感を持っていただく為に「色の安定」はとても重要な要素です。